「外反母趾あるある〜その1」外反母趾は進行性ってどういうこと?
外反母趾みんなでなれば怖くない??
先日、電車に乗っているときにこんな会話を耳にしました。
50代~60代ぐらいの女性二人。
「〇〇さんも、足の親指曲がってるよね~」
「そうそう、けっこう曲がってるよ、△△さんも曲がってたわ!」
「まぁ、みんな曲がってるよね~、
最近はあんまり痛くないし
これもつきぁっていかな仕方がないんやわ」
・・・・え? みんな曲がってる?
会話が耳に飛び込んできて
ちょっとビックリしていると、駅に到着
女性二人は、座先からゆっくり立ち上がって
ちょっと左右のバランスの悪い姿勢
足をかばうようにして、電車を降り
エレベーターを探して立ち去っていきました。
そうなんです!
ほとんどの女性が(8割以上の女性が外反母趾の予備軍と言われています)
この会話 本当にこわいです!そしてこうなります!
ある日突然、「刺すような痛み」歩くのもいつもの靴を履くのも困難になってしまう。
慌てて病院に駆け込んだところ、迫られるのは「外反母趾の手術」
もしくは「高額な矯正器具やオーダーメイドの高級靴の利用」
それは困るといくら病院を変えてみても、一向に症状が改善せずに困り果てておられる方が本当に多いのです。
外反拇趾を放置しているとどうなってしまうのか理解してほしいです。
外反母趾はいつも後回しにされてしまう症状なので重篤になることが多く、取り返しのつかない状態になる場合もあります。
あなたに外反母趾を理解してもらうため「外反拇趾あるある」でわかりやすく説明してきます。
まずは・・・
外反拇趾は進行性(放って置くと悪くなる)
先ほどの会話の中でもあったように「みんな曲がっているよね〜」
という女性の8割が外反母趾と言ってもいいくらいなんです。
自分が外反母趾だとをわかっていても、何ら対策をしようと思わなく・・・後回しに
ひどくなってから「どうしよう」となってしまいます。
外反母趾は「年齢を経て進行する」
足の裏の筋力の低下により年々ぺったんこになっていきます。下駄などを履くことが少なくなった現在、足の裏の筋力の自然低下は30代後半から徐々に進みます。これは避けようの無い事実です。
外反母趾は「日々の生活環境で進行する」
一番こわいのは日々の生活で少しずつ少しずつ進行していきます。当然痛みも少なからず出てきますので、歩き方や姿勢が悪くなって外反母趾が徐々に進んで行きます。
親指が痛い☞庇った歩き方☞O脚☞体が歪む☞より外反拇趾になる(負のスパイラル)
外反母趾は「靴が悪いと進行する」
先の細い靴やかかとが高い靴よりも、先が細くなく、かかとが高くない靴が理想的です。どうも靴やヒールの選び方が悪い人が多いですね。ただオシャレだとか安いとか・・・
「靴を自分の足に合わせるのではなく、靴に自分の足を合わせる」言わずもがなどんどん進んでしまいます。
足の指が靴の中で動かせるように、つま先には1~1.5センチほど余裕があると良いでしょう。さらに、靴の中で足が滑って前にずれないように、かかとと甲が固定される靴を履きましょう。ハイヒールを履く場合、移動の間は別の靴を履くなどして、ハイヒールを履いている時間を極力短くしましょう。
また、甲に太いストラップがついたハイヒールを選べば甲が固定されて、足が前にずれてしまうのを防ぐことができます。中敷に貼る滑り止めを活用するのも良いかも。
外反母趾は「外反拇趾グッズで進行する」
外反母趾のグッズは初期の初期の場合は効果があるかもしれません。治すというよりも「予防」という概念で使用しましょう。治そうと何年も続けていたら、外反母趾がどんどん進行してしまっていたということが多いです。
当院でもほとんどの患者さんが、何かしらグッズを試したことがあるという人は8割を超えます。外反母趾が進んで、痛くなってしまった方が多くいらっしゃいます。
外反母趾グッズは「治療ではなく予防でするのも」と考えてくださいね。
外反母趾は「足以外の症状が進行する」
放置していると外反母趾以外にいろんな足指の症状が出てきます。
外反母趾のひどいやつ
巻き爪 陥入爪
たこ 魚の目
むくみ
内反小趾
足底筋膜炎
モートン病
アキレス腱炎
O脚など まだまだ沢山あります。
外反母趾だけではなく、足指をかばって歩いていると体のバランスが悪くなってどんどんいろんな症状が出てきます。あなたのその体の痛み!本当は外反母趾からきているかもしれませんね。
まとめ
外反母趾は「寝たきりになる可能性が高くなる」
自分の足で歩けなくなる!
こんなことがあっては行けないんです。今後、どんどん平均年齢が高くなってきます。老後の生き方が問題視されている昨今「自分の足で歩けて食べることができる」を最終目標にしないと老後が不安で一杯です。
最後まで自分の足で歩くことを全うする生き方をして行きましょう。
それは今から外反母趾を治して行くという選択
少しでも自分の足に興味を持って足指の健康について考えて見てくださいね。