スポーツの秋!外反母趾によるスポーツへの影響は?
サッカー、バスケ、マラソンなどをスポーツで頑張っているお子さんが足に不調を感じて施術にこられることがあります。
スポーツをやっていると長時間の練習や激しい動きのプレーなどを行うので足にも知らずの内に負担がきていると思います。
それは足の不調以外にもひざ、腰、肩など様々なの箇所についてもトラブルを抱えてしまうこともあります。
今回は「外反母趾によるスポーツへの影響」をお伝えします。
なぜ子どもに足のトラブルが増えているのか
外反母趾や巻き爪のトラブルで来られる方は40代~の女性が主ですが、最近小学生、中学生、高校生などの若い学生さんも足の事で相談に訪れられます。
足指を見た瞬間に「ようここまでなってしまったなぁ」と思う時があります。若い世代に足指のトラブルが増えている理由は何でしょうか。
学生に増えた足指のトラブルとは
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合わない靴を履き続ける
親としては子どもの成長が早いし節約したいということでジャストサイズより一回り大きいサイズを買ってしまうことがあります。足にフィットしない靴を履き続けると足指がごそごそと動いてしまいます
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知らない間に靴の中で指が折曲がっている
足先がフィットせず足指に空白ができ余裕が出てしまうと、本来なら土踏まずに力が入るべきところが重心が足先に力が入ってしまうことがあります。
その時足のサイズに合わない靴を履いている場合が多く、足がガサガサして自由に動く状態となり、急に力を入れることがあると足指がグッと折れ曲がった状態で力を入れてしまうことが出てきます
成長痛
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成長痛とは
「成長痛」は成長期(幼児期~思春期頃)の子どもの足の痛みの総称(呼び名)そのため、運動をしているお子さんにおこるスポーツ障害は「成長痛の一つ」として表現されてしまうことがありますが同じではありません。
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成長痛になってしまう原因
成長痛は成長期に急なカラダの成長で骨が成長過程に追い付かず足に負担がいき痛みを発症すると誤解されがちかもしれません。実際成長痛とは心のストレスに関係があるといわれています
成長痛になる時期
幼児期(3歳~5歳)
幼稚園、保育園に行き出すと親の助けがなく自分でやることが増えたりまた園での友達同士のストレスで自分の思い通りにできないことや新しいことを急に覚えたりすることで知らないうちに自然とカラダに痛みとしてでてしまうことがあります。
思春期(10歳~15歳)
子どものカラダの成長が発達するとともに、自分の意見を尊重できず親子関係や友達関係がうまく行かず頭と心のバランスが崩れがちになり不快を感じてしまうことがあります。
成長痛とスポーツで起こった成長痛とは違う
夕方から夜にかけておこる成長痛は心的なストレスからくるものといわれています。
しかしスポーツの成長痛とは中学~高校にかけてカラダが成長し骨も伸びて成形されていきます。まだ柔らかい骨の状態なので繰り返し
スポーツから起こる足の使い方
・サッカー
走りながら蹴る、足技で色んな蹴り方をするので靴があっていないと足指をぐにゃっと曲げてしまったり足首をひねったりしてすることがあります。
・バスケ
短時間で激しく動き回りパスをしたときに急に踏み込んだり、ジャンプした時の足先に力をいれすぎてしまうことがあります。
・マラソン
長時間走り続けるので走っているとき足の指先に力が入ってしまったり、足先が狭い分圧迫されてしまいます。
スポーツで足の使い方で共通していえること
スポーツをしていると共通して言えるのが知らずの内に足先を重心にしてプレーをしていることです。また蹴ったり踏み込んだりすると足に力が入り足親指をグッと曲げてしまうことがあります。
またサイズが大きめの靴を履いてプレーすると脱げたり、足が前にずれ込んでしまい靴の先端に押された状態となり靴や靴下の足先で圧迫してしまいます。
それを長い間続けてしまうと外反母趾、巻き爪などの原因になってしまいます。
スポーツ靴は慎重にフィットしたものを選ぶ
スポーツ靴をはいて長時間プレーすることを考えたら足が疲れない状態であること、動きやすく負担がないものが一番です。選ぶ際には「サイズが大き目」でなくジャストフィットしたものが重要です。
特に子どもは成長期で足のサイズが変わりやすいので足の為にも小まめに変えていく方が良いです。
まとめ
大人にとっては成長期をすぎて足のサイズが固定されています。
しかし子どもはまだまだ成長期。
足のトラブルを子どもの時に引き起こすと日常生活でびっこを引いて不自由だったりまたさらに悪くなってスポーツができない、将来歩けなくなることもあり得ます。
もっと足の健康の為にも靴選び、無理せず休養するなど足を大切にすることを認識頂ければと思います。