外反母趾とも関係が深いタコとウオノメの違い
座って素足をたまたま触れたときにガサガサしていると感じて足裏を触ってみた時、
ぷくっとしたものがあり再確認してよく見るとヒフが硬くなっていることはありませんか。
この足裏の違和感やぷくっとしたものはタコ、ウオノメ、イボの可能性があります。
しかし実際見た目でタコかウオノメかわかってもどっちか判断できない場合があります。
今回は「外反母趾とも関係が深いタコとウオノメの違い」についてお伝えします。
外反母趾になるとタコやウオノメになりやすい
親指が曲がる外反母趾になると土踏まずのアーチが崩れ足裏にかかる圧力が他の部位に変わります。
それが常時化してしまうと足のトラブルとしてウオノメやタコができやすくなる傾向があります。
ウオノメやタコになるのはなぜか
ウオノメやタコになる理由としては、靴や靴下を履いていると足指や足裏に圧迫や摩擦・刺激を受けると足のヒフに防御反応がおこります。
足から受ける刺激や摩擦などのダメージを受けている部分を守ろうとして、足のアーチ構造の崩れやゆがみの結果として角質層が膨らんだり厚くなります。
しかしウオノメやタコは間接的な原因で起こります。
その原因として靴のサイズが合わない、正しい歩行ができていなくペンギン歩きをしているなど人の動作や履き物などが挙げられます。
実際ウオノメやタコは「大したことはない」と思われがちです。
しかしそのまま放置してしまうと、ウオノメやタコがどんどん硬くなって違和感を感じ歩きづらかったり、足以外の部位にも影響が出てて体のバランスを崩す可能性があります。
いずれにしてもウオノメやタコがひどくなると突然転倒したり、ひざや腰などの痛みを引き起こすかもしれません。
ウオノメとタコの区別がしにくい
タコ・ウオノメはよく耳にしてもどっちがタコかウオノメかわからない人がいるかもしれません。
タコ・ウオノメについて足の場合は足底・足の指の間・足関節など一定の場所に摩擦や圧迫などの刺激が繰り返し加わり、角質が増殖して皮膚が厚く硬くなるのが特徴です。
ウオノメとは
ウオノメは平らで魚の目のように見えるもので俗に「鶏眼(けいがん)」と呼ばれます。
皮膚の角質層が硬く厚くなった膨らみの中央にさらに硬い芯を持ちます。
この芯は皮膚の奥深くに向かってめりこんでいるため、軽く触れたり歩いたりするだけで激しい痛みが生じます。
汗をかきやすい指の間などで白くて柔らかく、痛みを伴わないウオノメができることもあります。
タコとは
タコは地面や履き物などから圧迫されてヒフが盛り上がります。
それは「胼胝(べんち)」と呼ばれます。
ウオノメと同じように皮膚の角質が硬く厚くなりますが、芯を持たずに平らに膨らむものをいいます。
足だけにできるウオノメとは違い、タコは手指に見られる「ペンだこ」や座り過ぎでできる「座りだこ」など体のさまざまな箇所にできます。
またタコは放置していると芯をもってウオノメに進行することがあるので気をつけてください。
ウオノメやタコが出来る場所とは
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足のつま先
小指の部分、指の関節部分、指同士の間にできやすくなります。
外反母趾にもみられる傾向でハイヒールなどの足先が細く、小さめ・大きめと足のサイズに合わない履き物を履き続けることでできてしまうことがあります。
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足の裏
小指、中指、親指、人差し指近くになることがあります。
靴のかかとの外側がすり減るような歩き方、O脚・外反母趾・ヒールダコなどの要因でできてしまうことがあります。
ウオノメやタコなど足の違和感
ウオノメやタコができるのは自然とできるのでなく、何等か人工的な理由でできてしまいます。
その理由はサイズの合わないモノを履いて歩き続けたことが一番の要因だと思います。
外反母趾をはじめウオノメやタコなど足に何か不安な要素を感じた時はぜひ気にしてみてくださいね。
まとめ
今回は「外反母趾とも関係が深いタコとウオノメの違い」お伝えしました。
ウオノメやタコは女性も男性もなりやすいものです。
タコやウオノメは気にならない程度ならほっておいても大丈夫かと思ったり、
たまにボコッとした感触が気になり自分で削ったりひっかいて取ったりなど
自己判断し処理すると余計にひどくなることもあります。
もし気になることがあればフットケアサロンや病院などにご相談されるのもいいかと思います。