外反母趾になると体調不良で健康や美容の敵となる
外反母趾になると、親指がくの字に曲がり歩くのがつらい、
そしてズキズキして日々イライラしてストレスを溜めてこんでしまうかもしれません。
外反母趾が深刻化すると足指、下半身、さらに上半身の部位までトラブルを招いてしまう
恐れがあります。
そこで今回は「外反母趾になると体調不良で健康や美容の敵となる」についてお伝えします。
外反母趾は美容や健康に悪影響を及ぼしてしまうのか
・人体の骨形成
人体には206本の骨が構成されています。その中で足は56本の骨が集まっています。
わたしたち人間の足元は歩数にもよりますが、1日300トン~500トンもの負担が足元にかかっています。
・外反母趾が美容や健康に悪影響を及ぼす理由
足裏のアーチが崩れず土踏まずが形成されていると、足裏の筋力が全体にまんべんなく分散できるのですが、外反母趾になると足裏のアーチが崩れ、地面に足指がつかない浮き指状態となります。
土踏まず、足指、かかとから筋力が分散できなくなり、足機能のバランスが崩れます。
違う他の部位の筋肉に負担がかかってしまうのです。
ちなみに浮き指状態がひどくなると指が後ろに反り返ってしまうことがあるので注意が必要です。
外反母趾から起こる美容や健康の敵とは
女性はきれいになりたい、やせたい、細くなりたいなどの願望を兼ね備えて
日々ケアにいそしんでいます。しかし毎日フェイスやボディのケアを重要視されますが、
外反母趾になった時、足のケアが必要になります。
ただ外反母趾は他の部位にもトラブルを引き起こしやすいので要注意です。
・むくみ
土踏まずが地面に近くなり、アーチがつぶれ平らになった偏平足の状態、さらに浮指状態になると、
カラダを支えようとして足以外のすねやふくろはぎに力がはいってしまいます。
すねやふくろはぎの余計な筋肉をつかい、疲労を起こしてしまうため血管を圧迫し血流が悪くなり、
老廃物が溜まり循環機能が衰えてしまいます。
むくみがおこると高血圧から心筋梗塞や脳梗塞につながりやすくなります。
・脂肪がつきやすい
外反母趾になると土踏まずがつぶれ、親指も右側にくの字に曲がっている状態だと歩き皮や立ち方に違和感を感じてきます。
体を支える足が重心として役割が果たせず、足首やひざに負担がいくことがあります。
そこで関節痛や骨盤の歪みが発生してしまいます。
浮き指状態だと、外反母趾になっていない人とくらべ、重心が後ろへと負担となり前かがみの姿勢となる傾向があります。
そしてすねや太ももにより力が入ってしまい余分な筋肉がつき、筋肉への負担を減らすために
脂肪を蓄えようとして下半身が太くなってしまうのです。
・腰痛や骨盤のゆがみ
わたしたちのカラダは足で支えられています。
外反母趾になると立ち方や歩き方が不自然となります。
足に重心がいかず、力を入れようとしても踏ん張ることが出来ずかばおうとするため、
骨盤が歪み、腰にも伝わり腰が痛くなります。
足は真下ではなく、内くるぶし側にねじれながら倒れていきます。
これによる下からの“ねじれの力”で足首や膝、股関節もひねられますし、
下半身のバランスが崩れるため、それを補おうと骨盤が前に傾きやすい、
いわゆる“そり腰”の状態になり、これが腰痛を引き起こすのです
また片方だけ外反母趾になると、片側にだけ加重、不均等となりカラダのバランスが
崩れてしまうのです。
膝や腰以外にも肩、首、頭にまで影響がでる恐れ
下半身全体に痛みや関節疲労、筋肉が衰えてしまうと、カラダの調子が悪くなってしまいます。
さらに肩・首・頭と上半身まで悪影響を及ぼすことがあります。
外反母趾から下半身の痛みを和らげるには
以前からお伝えしていますが、足指のストレッチ、歩き方や立ち方、姿勢などを正しく行う必要がありますが、加えて血流をよくするためにも食べ物や服装などにも気を使う必要があります。
また特に同じ姿勢でいることや冷暖房が利いた部屋にいる場合は特に注意が必要です。
まとめ
外反母趾になると日常生活でストレスを抱えてしまうと思います。
足ばかりに重点を置きがちですが、わたしたちのカラダは使わない足をかばって
他の部位に負担を敷いている状態となります。
外反母趾になった時には足、そして下半身の使い方にも注意していく必要があります。
普段からケアやエクササイズを心がけカラダに負担がかからないようにしていきたいものです。