正しいママチャリの乗り方を知るだけでも外反母趾対策

[2020年04月10日(金)] カテゴリ: 外反母趾外反母趾と運動

外反母趾になってしまったら自転車に乗ることもできないのかという疑問があると思います。

しかし毎日買い物や子どもの送迎、通勤、日常生活での利用を目的で欠かせない「ママチャリ」は必要不可欠です。

そんな実用的で小回りが利く移動手段でも便利なママチャリ。

実は正しい乗り方を意識し乗るだけでも足への負担も変わってくるかもしれません。

今回は「正しいママチャリの乗り方を知るだけでも外反母趾対策 」をお伝えします。

ママチャリを正しく乗るポイント

  • ペダルの踏み位置に土踏まずを置かない

普段ペダルを踏むとき、正しい位置を認識することはない人が多いのではないでしょうか。

足元が安定するためなんとなく足の裏全体や土踏まずでペダルを踏む人が多いかもしれません。

しかし無駄な力が入ってしまい実は非効率的なのです。

土踏まずはアーチ状で構成されていますがグッと足を踏み込みすぎるとアーチが崩れてしまう可能性があります。

歩くときは土踏まずが重心となりますがグッと押し込む力を入れペダルを踏むのは不自然な状態となり力の伝わり方もうまくいきません。

ペダルは土踏まずや踵ではなく指の付け根(拇指球)を置くことを心がけてください。

理由は力が入りやすく鍛えられている指の付け根部分のほうが圧倒的に力が伝わりやすく楽にペダルを踏めるからです。

  • サドルの高さ

 

サドルの高さ位置は足が地面にペタッとおける位がベストだと思いませんか。

しかしサドルは少し高めにセットしつま先が地面に着く位の高さがおすすめです。

指の付け根を置いた際に力を均等に入れ続けやすい高さで、足全体の筋肉を使って漕げて、体への負担が少なくペダルが下にきた際に膝が軽く曲がる程度がベストな状態と言えます。

サドルを高くし過ぎすると、ペダルが下にきたときに足が完全に伸び切った状態になります。

足全体で踏み込めるので楽に感じますが、実は膝への負担が大きく、傷めやすくなってしまうのです。

反対に低すぎる場合は、おもに太ももの前側の筋肉を使って漕ぐことになるのでスピードがでないばかりか足が太くなる原因にもなります。

荷物や子どもを乗せることの多いママチャリの場合は特に気をつけてみてくださいね。

  • サドルの座り方

ママチャリはレース用の自転車などと比較するとサドルの位置が前側よりになっています。

サドルに浅めに座ってしまうと、体とハンドルの距離が近すぎて姿勢がやや前かがみになり、姿勢のバランスも崩れてペダルがこぎにくい状態となります。

またペダルを漕ぐのに使う足の筋肉が太ももの前側に集中するため、非常に疲れやすい漕ぎ方になります。

なるべくサドルの後ろの方に深く座り、背筋を伸ばして乗るのが身体の負担も少なくするコツです。

自然と体の後ろ側・お尻から太ももの裏側の大きな筋肉を使いやすくなります。

このお尻から太もも裏の筋肉が上手に使えるようになると楽に漕げるようになります。

背筋を伸ばすと目線を遠くにやりやすくなるため視野も広がり安全運転にもつながります。

  • ペダルの踏み込み

ペダルを踏み込むためには足は自然と力がはいるものです。

平坦な道・坂道など道路も様々ですので道によって足に力を入れたり抜いたり繰り返しています。

そして足の筋肉は疲労していくだけでなく、踏み込み方によっては膝が痛くなることもあります。

ペダルを上から下に押し込む瞬間だけに力を込めて、あとは脱力してみたり、急加速を繰り返したりする漕ぎ方では疲れ方が違ってきますので足のペダル位置や姿勢などにも気をつけてみてくださいね。

外反母趾になっても日常便利なママチャリ

歩くより断然スピードが速いママチャリは日常スーパーに出かけたり、子どもや荷物を同時に運べるので便利です。

しかしママチャリとはいえども道路交通法上では「軽車両」になります。

しっかりと事故にあわないようルールを守って安全に、快適に乗っていきたいですね。

まとめ

「正しいママチャリの乗り方を知るだけでも外反母趾対策」をお伝えしました。

ペダル位置を土踏まずに置かないという心がけでも土踏まずのアーチを崩さないことを考えると外反母趾の対策にもなります。

ママチャリの乗車姿勢は、歩いている姿勢と似ているようですが足の力を入れる箇所が違います。

ぜひママチャリの乗り方を参考にしてみてくださいね。


通院回数目安
地域別来院割合詳細データ
茨木市23%
高槻市11%
吹田市10%
大阪市16%
枚方市6%
その他大阪府19%
兵庫県3%
滋賀県4%
京都府3%
奈良県2%
福井県1%
石川県1%