手術という選択
[2013年11月24日(日)] カテゴリ:
一般的に外反母趾の外科手術をすると、手術後も約1か月は入院しなければならないでしょう。
しかも、リハビリの経過によっては2~3か月入院ということも少なくはないようです。
このため外反母趾を手術で治すという選択は、現実的には難しいことです。手術を受けたいと思っても、時間の都合がつかなければ手術を受けられないというのも事実です。
それでも手術を考えている人は、決断の前に覚悟しておくべきことがあります。
それは、手術をして完全に良くなったという人は意外と少ないという事実です。
手術をするにしても、痛みや炎症が止まってからの方が効果は高いのです。
手術をした人の中には、変形がわずかなのにもかかわらず、痛みのために手術を受け、かえって後遺症に苦しんでいる人もあると言います。
同じ外反母趾でも、種類や程度により最初からうまくいくものと失敗するものがはっきりしているので、それを見極めなければなりません。
たとえ手術で形は良くなったとしても、親指が機能的に働かなければ再び曲がってしまったり、力学的アンバランスにより他の所が痛くなったりします。
はっきりとした予後の改善が見込まれる場合とは、例えば仮骨性外反母趾のように、骨の突出が原因であり、骨の切除により形が整い、
親指としての正常な機能が残っているもの或いは残せる場合。また、骨の切除で著しい圧迫が取り除かれる見込みがある場合です。
ん~難しい(-_-)