絶対手術はしたくないけど!興味あるんです・・・どんな手術をするかはちょっと知っておきたいと思ってる、最近外反母趾が痛いあなたへ
[2015年05月13日(水)] カテゴリ:
外反母趾の手術ってどんなことをするの?
※本当は手術写真や動画を載せたかったんですが・・・
あまりにも過激なので・・・止めました!
YouTubeで見れますので・・・
ここではやめときます ε-(´∀`; )
当院では・・・
外反母趾の手術がどうしても受けたくない人
一度受けてまた外反母趾になった人
片方の外反母趾を手術して、後からもう片方を矯正手技で治す人
手術をせずに治療したいと希望される方が多く来院されています。
どんな病気や症状でも、できるだけ自分の身体にメスを入れずに治したいものですよね。
私は手術はしない方がいい・・・とは思っていません。
重度の外反母趾で「痛くて歩くこともできない」となると、話はちょっと違ってきます。
運動療法やマッサージ、テーピングなど、あらゆる策を尽くしても外反母趾の症状がなかなか改善しないという方も中にはおられます。
その人の外反母趾にあった治療を的確に見極め判断し、その時に1番必要な治療を勧め、より改善させていくことが自分の仕事だと思っています。
一体、外反母趾の手術ってどんなのか・・・( ? _ ? )
外反母趾の手術でよく知られているのは、「近位Chevron法」という方法。
簡単に言うと、足親指の付け根の骨をちょっと削って、足の幅を治すという内容。骨に金属を入れて固定したり、生体内吸収ピンで固定したりします。
外反母趾の手術の目的としては足の親指の根元の腫れを除去し、正常な足の形に近づける事になりますので、手術をすると足の親指の根元の腫れと親指の変形が改善されるので痛みも改善されますが・・・
手術にはいろいろと欠点もありますので欠点と利点をしっかり考えて判断することが大事です。
時間は約1時間。手術には健康保険が適用されますが、レントゲンや入院費も含めると、片足だけでも10万円〜20万円以上の費用がかかるようです。
手術には入院が必要?
「変形がひどい」「痛くて歩けない」「靴を履けない」「なにもできない」
といった重度の外反母趾にはやむを得ない手術となりますが、手術には必ず入院が必要なのでしょうか?
結論から言うと・・・片足でも入院が必要です。
特に、手術の後には一時的に“腫れ”や“痛み”出てしまいますので、足を台に上げて安静にしていなければならないのです。
状態によって入院の期間は異なりますが、片足の手術では2-4週間位、両足では1-2カ月の入院が一般的なようですね。
なにはともあれ、外反母趾の手術には入院が必要であると覚悟しておくべきです!
どうしても仕事で忙しい 家に面倒をみないといけない人(子育てや介護など)がいるとか長期間休めない方にはなかなか難しいかもしれませんね。
まだまだほかにも・・・
手術をすれば外反母趾は完治する?
手術をしたからといって外反母趾が完治するかと言えば、
100%「治る!」とは言い切れないのが現状です。
外反母趾は、足裏の筋肉が弱くなった状態ですから、
骨を削ったくらいでは完治しないのです。
入院して手術をして、リハビリをして…やっと退院できたと思ったら、
「あれれ?また外反母趾!?」というケースも珍しくはありません。
外反母趾で親指付け根の軟骨を正しい位置に戻したとしても、関節の動きが悪くなってうまく指を動かすことができなくなってしまうこともあります。
従って、「手術をしたらお終い!」というわけではなく、
退院後の生活の中でいかに足をいたわった生活を続けるかが鍵となります。
靴の選び方に注意したり、歩き方を治したり、姿勢に気を付けたり…。
足に過度のストレスをため込まないことが大切なのです。
外反母趾を完治させるも悪化させるも、
あなたの普段の心がけ一つと行っても過言ではないんですよ。