内反小趾あるあるパターン
外反母趾のことをお伝えすることも多いのですが、小指が薬指側にくの字に曲がった状態の内反小趾でご相談に来られる方もいます。
外反母趾は外反母趾専用の靴、外反母趾対策用サポーターやインソール、五本指靴下などのグッズが販売されているので認知があります。
しかし内反小趾用のグッズが少ない、内反小趾の雑誌やネットでの記事特集が少ないかもしれません。小指が曲がっているのに気づいて内反小趾かもと認識、判断がつかない人、実は気付かないうちに隠れ内反小趾の人もいます。
今回は「内反小趾あるあるパターン」についてお伝えします。
内反小趾とは何か
外反母趾は親指が外側にくの字に曲がり親指の付け根の骨が出た状態です。
反対に内反小趾は小指が薬指側に曲がってしまい小指の付け根の骨が飛び出した状態になります。
横のアーチが低下して小趾(小指)の中足骨が外側に開き、第5趾(小指)の中足趾節関節が第4趾(薬指)側に曲がり、小趾の付け根部分が痛む足先部分の変形です。
内反小趾になる傾向とは
内反小趾になる傾向としては足の骨格を支える筋肉量が少なくなり靱帯が緩んでくると足の横アーチが低下し足幅が広がっていきます。その影響で履き物を履くと窮屈になり外側にある小指が曲がります。
内反小趾となる引き金とは
外反母趾と同じで日常生活から内反小趾になるような生活習慣を送っているのです。
・普段からの運動不足
・正しい歩き方・立ち方をしていない
・足の内側でなく外側に重心が寄り気味
・靴のつま先部分が地面から浮いているものを普段履いている
内反小趾は外反母趾を伴うこともある
実をいうとさらいひどくなると内反小趾から外反母趾になり同時に両方なるパターンがあることです。内反小趾だと足の外側に重心をおいて立ったり歩行するクセがあります。
内反小趾傾向がずっと続きひどくなると小指がジンジンし歩くこともつらいです。
小指をかばい自然と親指の方に重心が変わってしまうことがあります。
さらに追い打ちをかけるように足の趾がまっすぐ伸びず曲がった状態になっていることもあります。
内反小趾の傾向かもしれないあるあるパターン
・小指がちょっと薬指にのっている
外反母趾でいうと親指が人差し指にのりかかっていることになりますが、普段履く靴の幅がせまくなり窮屈になると靴にギュッとおされて圧迫されてしまい小指が薬指にのってしまいます。
・足裏にタコができている
足裏の小指側あたりが固くなっている箇所があったら要注意。
小指側の特定部分に体の比重がかかりタコができてしまいます
・先のとがったパンプスが入らない
最近の靴は見た目のカッコよさを優先し足先のとがったものが多く実際は日本人の足の形に合わない靴の形が多かったりします。女性のパンプス、ミュール、男性用のビジネス靴でも足先がとがったものが多いのです。日常パンプスなど西洋靴を履く機会が多い場合は足のサイズを計測して自分の足にあう靴を提供してくれる靴屋さんがおすすめです。
・女性専用のスニーカーがキツイ。小指側がずっとジンジンする
・ナースサンダルの様な物でも穴の位置がでっぱりと合わないと痛くて履けない
パンプスやサンダルにも言える傾向ですが、女性の履き物は全体的に足先、足幅が狭いものが多い傾向です。ナースサンダルでも足先の丸みを帯びても小指側が狭いように感じます。
靴を選ぶときは足先がどうしても狭すぎると感じた時は足幅が広め。
靴裏サイズ表を見ると「E」の数が多いものとなります。
・タコや魚の目が繰り返しできてパンプスが履けなくなる
・足裏にできたタコやウオノメが痛くウオノメ専用の絆創膏がかかせない
タコやウオノメをとるとしばらくは快適なのに、また日が経つと足裏が固くなってタコやウオノメを繰り返すばかり。その影響は靴の選び方以外に正しくない歩き方や立ち方、日常の運動不足にもつながっています。
内反小趾にならないために気をつけること
結局内反小趾にならないためには外反母趾と同じことがいえます。
それはいつも何度もお伝えしている生活習慣を変えることです。
・正しい歩き方、立ち方、座り方
・背筋がピンとのびた正しい姿勢
・自分の足にあった靴を履く
・足の筋力をつけるため運動する
・足のセルフケア
それ以外でも生活習慣で直したいと思ったことは徐々に修正していった
方がいいですね。
まとめ
今回は「内反小趾あるあるパターン」についてお伝えしました。
内反小趾は意外になっている人が多いかもしれません。
もし内反小趾を気にされる方は小指の曲がり方、足の裏に魚の目やタコが
できているかチェックしてみてくださいね。