あなたは外反母趾が原因でなかなか肩や腰の痛みが取れないのかも・・・
外反母趾が原因で足以外に痛みがでる場合のお話をします。
外反母趾になってしまい、足の痛みがでるとそれが原因でうまく歩けなくなる事はもう何度も話しましたよね。
足の痛みがでると歩くにしてもその痛い部分をかばいながら歩くようになるので、どうしても痛み部分以外の足に負担がかかります。
例えば親指の付け根が痛いと、そこを靴に当てたくないので足の小指側に重心をかけ土踏まずを浮かせるような形で歩いてしまったりします。
そうすると通常の歩行では使わない所に過剰な力をかけてしまい、その部分も疲労して痛みが出るようになります。
この例ですと小指側に負担を掛けながら歩くので、まず痛くなるのは小指側の足のラインです。そうしてそのまま歩くようになると、その歩き方を支える内腿~太腿の裏側が疲労してきます。
すると足に変な力が入っているのでそれが腰~肩まで伝わってきます。ですので最終的には外反母趾のせいで腰痛・肩こり・頭痛まで起こってしまうのです。
肩こりや頭痛などは他の原因でなることもあり、また外反母趾は足の病気という認識の方が多いのでなかなか外反母趾と肩こりや腰痛、頭痛を関連付けする人は少ないようです。
しかし原因のわからない病気ほど怖いものはありません。例えば肩こりの場合、自分の肩がこっているのを普段の生活での疲れと思いシップや塗り薬で対処するとします。
もちろんシップや塗り薬で症状の改善はできますが、根本的な治療をしないと完全には治りません。一度症状が改善してもまた再発し、慢性的なものになってしまうのです。
たかが肩こりや腰痛と侮ることなかれ、外反母趾からくる肩こり・腰痛等は体のバランスの崩れが原因ですので、そのバランスの崩れから自律神経失調症等の神経系の病気を発症する事もあるのです。
ですのでもし外反母趾を患っていて、肩こりや頭痛などの症状がある方は要注意です。