外反母趾や冷えの対策に。足つぼでカラダの芯からポカポカ体質に
冬になると足先や足元からが氷のように冷たい感じがとれないことがありませんか。
代謝が悪くて自分で足先や足元から冷えてしまいカラダも冷えている可能性があります。防寒着を着てカイロでカラダを温めてという対策をとられているかもしれません。運動や軽く体を動かすことにプラス足に刺激を促す足のツボを押すこともおすすめです。
今回は「外反母趾、冷えの対策に。足つぼでカラダの芯からポカポカ体質に」をお伝えします。
外反母趾にならないためにも足裏に刺激が必要
外反母趾が発生する原因は靴のサイズあわない、足指をつかったペタペタした歩き方、背筋を伸ばさい姿勢、遺伝など様々あることは常にお伝えしています。
外反母趾になって痛みが出るから歩くのは面倒くさい、歩きづらいなど不満を言って何もしないというのはかえってよくありません。
外反母趾でも足裏の筋力をつけるために刺激をあたえてあげることはとても重要です。
足の変形に伴って足指の間にある筋肉が衰えてしまい柔軟性を失うことが直接的な原因となっていることがあります。
ご自身がすでに外反母趾、外反母趾が気になっている方はぜひ足指の間を上から押してみて下さい。固い感じや痛みを感じることはあるかもしれません。
特に親指と人差し指の間に痛みがある方は外反母趾、中指と薬指の間に痛みが生じる方は扁平足や内反小趾の傾向が強いかもしれません。または全ての指の間に痛みがある方もいるかもしれません。
これがすべて外反母趾や扁平足、内反小趾以外に臓器や他のカラダの調子が悪いということも考えられます。
足指の間には虫様筋という足指を動かすための筋肉があります。これらの筋肉が幅の狭い靴によって圧迫されてしまい足筋の柔軟が低下してしまいます。
外反母趾では足の裏側に親指の付け根から足裏側中央部に向かう短母趾屈筋(たんぼしくっきん)という筋肉と同様に足の裏側にあり、親指の付け根から小指側に向かう母趾内転筋(ぼしないてんきん)という筋肉が強く働いてしまう事があります。
外反母趾の方ではこの辺りを押すと強い痛みを感じる場合があります。
外反母趾の改善に良いツボの場所
■行間(こうかん)
行間は足の親指と人差し指の間にあるツボです。この経穴を指で押すことで筋の血流が回復し柔軟さを促して足指の間を拡げていきます。
■湧泉(ゆうせん)
外反母趾がよくなるために有効な足のツボとして湧泉が良いと言われています。
湧泉は短母趾屈筋と母趾内転筋の間に存在するツボです。強く働き過ぎてしまうこの二つの筋を緩めることで親指が外側に引っ張られることを
■大都(だいと)・太白(たはく)
大都・太白は胃腸の働きや消化吸収の働きを活発にさせ、同時に肺(呼吸器系)の機能を助けるツボとしても用いられます。冷えやむくみの改善を促します。
■三陰交(さんいんこう)
肝・腎・脾の3つの経絡が交わっている場所です。「肝」は、筋肉や血液を司る「腎」は生命力の根源、「脾」は消化器を指し、体に栄養を補給する重要な働きを担っているとされています。
ここを押すだけで多くの不調の改善効果に働いてくれる、万能のツボといわれています。ツボのとり方は内くるぶしのいちばん高いところに小指をおき、指幅4本そろえて、人さし指があたっているところが三陰交です。
ゴルフボール、タオルギャザーなど外反母趾のセルフケアと一緒に足のツボを利用方法も試されてはいかがでしょうか。
親指は脳の疲れがでやすい場所
実を言うと親指(第一趾)は脳に関するツボが揃っています。脳に原因があると思われる時にはおすすめのツボです。記憶などの知能は大脳、運動機能は小脳、呼吸や内臓の働きは脳幹が受け持ちます。
PC作業の多い人、考え事が多い人、睡眠不足、ストレス、などで脳が疲れている時には親指が硬くなったりしますので揉み解すことのよって改善します
親指(第一趾)は、性的不能、敗血症、尿毒症、便秘症、皮膚病体質、めまい、目の疲れ、不消化便、腹痛、不感症などの不調をあらわすことが多いのです。
足裏の悩み・どこを押しても痛い時
足の骨格が崩れた扁平足が影響している可能性があるかもしれません。土踏まずのところには神経が通っていて、扁平足で足の筋肉が薄くなり神経を守りきれなくなって痛みが出ていることもあります。
対応としては土踏まずが地面につかずアーチをつくるため必要があるので立体的になるよう中敷きを入れるのがおすすめです。
まとめ
足裏にある足つぼを押すことで足裏に刺激が与えられ血流が良くなってカラダ全体にも伝わります。
そのためカラダに溜まり出し切れていない悪いものを外に出そうとする力が備わります。
1日5分~10分足裏のツボを押すだけでも違います。
冬になるとカラダを動かす機会も減るのでぜひテレビを見ながらなど足つぼを押したりゴルフボールで足裏を刺激する時間を作ってみてくださいね。